いのち | 人生入門

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短歌も書いてます
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信心入門
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詩入門
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小説 結構頻繁に更新します
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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

いのち

 「好きな漢字はなに?」と聞かれたので「命」と答えた。本当は平仮名の「いのち」が好きだ。僕の短歌や詩にはよく「いのち」という言葉が出てくるが、田舎生まれの僕の大地性が、無意識の中にあるのだと思う。
 「いのち」は丸っこくてかわいい。散歩をすると、何を見ても「あ、いのちだ」と思う。さっきは鳥の編隊を見た。ぴーぴーと鳴いてる声を聞いてもいのちだと思う。冬だから、神社の桜の木が全て枯れていたけれど、春になったら満開のいのちを咲かせるだろう。不思議だ。種があるのに、手品じゃない。

 詩人みたいな人が今年の抱負に「花の名前を覚える」と書いていた。いのちって、見るだけで声なき声がするのに、名前を覚えるなんてナンセンスだと思った。いのちの声を無視して、言葉の世界に生きてるんだろう。いのちを言葉に閉じ込めるのはナンセンスだ。

 生き物ってなんで生きてるんだろう、と考えると、やはり「阿弥陀仏」が生かしているのだと思う。阿弥陀仏は「無限のいのち」という意味だけれど無限のいのちが個々の生物に宿っている。それをお釈迦様は「全ての衆生には仏性がある」と言ったのだろう。みんな、無限のいのちという海の中に暮らしている。

 お釈迦さまは、鳥がミミズを食べているのを見た時に、痛切な悲哀を感じて出家したという。いのちには「悲哀」がある。悲哀の中で「頑張って生きている」。花でも鳥でも猫でもいいけれど、いのちが「頑張って生きている」姿を見ると、自分も頑張ろうと思える。

 母親は癌で死んだし、友達は電車に飛び込んで死んだ。生と死は反対概念だけれど「いのち」は生と死の両方を含む。花びらは散っても、花は散らない。

 飼い猫を抱くと、心臓の音が伝わってくる。生きてる。孤独感で冷え切った心が、あたたかくなる。孤独の氷が溶けていく。
 散歩をすると、いのちのオーケストラがある。鳥が鳴いて、野良猫が餌を探していて、草花が道路の端に生きていて、地元の老人が歩いていて、太陽はみんなを照らしていて、僕がいる。

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