人生の目的
欲望というものがある。欲望は、裏を返せば恐怖になる。「〜でなければ私は幸せになれない」という恐怖と表裏一体だ。パートナーが欲しい、パートナーがいなければ私は幸せになれない。お金が欲しい、お金がなければ…。酒を飲みたい…酒がなければ…。
弱者男性界隈のインフルエンサーみたいな人が「性欲痛」という概念を提唱していたが、分からなくもない。満たされない欲は、痛みでしかない。
この欲望の二面性を表した言葉が「煩悩」だ。煩い、悩む。煩い、悩みをなくすために人間は動く。パスカルは人間の目的は「幸福」だと言っていたが、正確には人間の目的は「安心」だ。
僕らの脳は石器時代を生きている。そして、石器時代に「安心」している奴なんかはとっとと淘汰される。獲物や外敵に敏感な「不安」な個体の方が生き残る。「一安心」はできるだろうが、ベースは不安だと思う。
安心したい。仏教ではあんじん、と読む。フロイトは、人間は欲望=神経の興奮をゼロに近づけるために行動すると考えたが、そうだとすると、死=ゼロが人間の目的になってしまう。人間には死への欲動がある。
煩悩=不安がゼロの状態が死だ。一番の安心だ。生物は、神経の興奮を抑えるために生きて、死んでいく。みんな死んでしまった。ただ、永遠の安心の中にいるのだろう。それを浄土と呼ぶのかもしれない
弱者男性界隈のインフルエンサーみたいな人が「性欲痛」という概念を提唱していたが、分からなくもない。満たされない欲は、痛みでしかない。
この欲望の二面性を表した言葉が「煩悩」だ。煩い、悩む。煩い、悩みをなくすために人間は動く。パスカルは人間の目的は「幸福」だと言っていたが、正確には人間の目的は「安心」だ。
僕らの脳は石器時代を生きている。そして、石器時代に「安心」している奴なんかはとっとと淘汰される。獲物や外敵に敏感な「不安」な個体の方が生き残る。「一安心」はできるだろうが、ベースは不安だと思う。
安心したい。仏教ではあんじん、と読む。フロイトは、人間は欲望=神経の興奮をゼロに近づけるために行動すると考えたが、そうだとすると、死=ゼロが人間の目的になってしまう。人間には死への欲動がある。
煩悩=不安がゼロの状態が死だ。一番の安心だ。生物は、神経の興奮を抑えるために生きて、死んでいく。みんな死んでしまった。ただ、永遠の安心の中にいるのだろう。それを浄土と呼ぶのかもしれない
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