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生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 

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詩入門
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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

最近

 ここ1週間弱ほど、恋人がうちに住んでいる。朝ごはんは抜きで、父親が階段の手すりに置いていった1000円で、近くのローソンまで行って昼食を買い、晩飯は父親が買ってきた弁当を適当に食べている。恋人は免許を持っているので、イオンへ行ったり、寺へ行ったり、本屋へ行ったり、そういう普通なデートをしている。
 良寛さんが修行していたと言われる円通寺へ二人で足を運んだのだが、非常に宗教的情緒が溢れる場所で、至る所に観音菩薩の像が置いてあった。小さい菩薩像やら、3メートルほどもあろうかと思われる像もあったが、恋人がまめまめしく全ての像を写真におさめていたのが愛おしく思えた。特に良寛像は迫力があり、子供と鞠をして遊んでいる良寛の巨大な像なのだが、見た途端に、思わず念仏が出た。観音遍路という道があり、山をぐるっと一周する感じで道が整えられていて、その側にいろいろな種類の観音様があった。山がすでに神聖な感じを与えていたし、それに加えて歩くたびに菩薩像が見えてくるので、快かった。うつ病の人はこういう場所へくれば平癒するんじゃないかと思う。現代に足りないものを見つけた感じだった。
 今日は浄土真宗の寺へ行ったのだが、人がいる寺など訪問したことがなく、どうすればいいか勝手が分からなかったけれど、恋人のコミュニケーション能力に助けられて、住職から浄土真宗の話を聞くことができた。聖道門と浄土門の違いだとか、対機説法だとか、知っている話ばかりだったけど、生でお坊さんに話を聞いたことはなかったので(それも阿弥陀如来像の前で)、ありがたい気持ちでいっぱいになり、胸は宗教心で膨らんだ。帰りにおせんべいをくれたり、物凄く親切なお寺だった。
 ドライブそのものも楽しく、特に音楽談義に花が咲いている。本屋では、親に前借した一万円で、谷崎潤一郎や村上春樹などを買って、満足だ。

 毎日飲んでいる薬の量も減って来て、僕はやっぱり孤独という病気だったのだなと思った。僕は孤独すぎて自分がどれだけ孤独なのかも認識できていなかったのだと思う。恋人は「人生の中で一番楽しい」としきりに言ってくれているので嬉しい。僕も中学三年間と匹敵するぐらい楽しく、明日はどこへ行こうかと考えている。
 本を読んで小説を書いて糞して寝るだけの廃人みたいな生活でなくて、人間的な生活をしているように思う。愛の交通がある。恋人には感謝している。

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