引きこもり | 人生入門

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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
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引きこもり

 僕が引きこもり始めた当初(十六歳)、このクソ狭い田舎で、引きこもりの青年が刃物を持って外で暴れるという事件があった。幸い怪我人はいなかったが、この田舎で警察沙汰になるほどの事件はほぼ起こらないので、ショッキングだった。この先輩はまだ引きこもっているんだろうか。
 引きこもり=犯罪者予備軍というステレオタイプがあるが、僕はそれは半分当たっているんじゃないかと思う。もちろん心の優しい人もいると思うが、人間は引きこもると、密閉されている感覚が年を経るごとに強くなってきて、どうしようもない閉塞感、最近は日本全体が閉塞感に包まれていると言われるが、その閉塞感を一身に身に受けている気分になってくる。この閉塞感というのがとにかくヤバくて、誰かに頭を思いきり掴まれて水中に沈められているような気分、上手く呼吸ができない。
 そして社会から遊離しているので、社会の拘束の力が及びにくくなり、犯罪に至る。
 僕は小説を書いているが、ほとんどの小説で殺人や強姦や暴力が出てくる。間違いなく自分が感じている閉塞感を投影している。僕自身は犯罪を犯す度胸も気力もないが、引きこもりは本当によくない。
 町に出よう。

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