失恋
僕は失恋したときに、一番何に幻滅するかというと、「言葉」に幻滅する。やっぱりか、と。その女ではなく、言葉に幻滅する。「ずっと一緒」だとか「結婚する」だとか、そういう言葉の無力さに幻滅する。まさにそらごと、たわごとだと思う。大峯顕師は、言葉には三つの次元、@生活の次元Aロゴスの次元B宗教言語の次元があると仰っていたが、恋愛の言葉なんか生活の次元の言葉でしかない。
言語は嘘をつく道具というのを昔から言っているが、恋愛言語は特に嘘をつくものだと思う。なぜなら「永遠性」に触れている振りをするからだ。キスをしてもセックスをしても深夜に二人でコンビニに行っても永遠になることはない。「ずっと一緒にいようね」という言葉の軽さと内容の重さの高低差があまりにも強すぎて、失恋した瞬間に言葉に対する絶望的と言っていいほどの幻滅感が襲ってくる。
本当の言葉が知りたい。僕が探求を始めたのはそういう理由もあった。ただ本当の言葉は恋愛言語の中にはない。
言語は嘘をつく道具というのを昔から言っているが、恋愛言語は特に嘘をつくものだと思う。なぜなら「永遠性」に触れている振りをするからだ。キスをしてもセックスをしても深夜に二人でコンビニに行っても永遠になることはない。「ずっと一緒にいようね」という言葉の軽さと内容の重さの高低差があまりにも強すぎて、失恋した瞬間に言葉に対する絶望的と言っていいほどの幻滅感が襲ってくる。
本当の言葉が知りたい。僕が探求を始めたのはそういう理由もあった。ただ本当の言葉は恋愛言語の中にはない。
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