音楽
シオランやショーペンハウアーといった極端なペシミストはきまって音楽を愛する。ショーペンハウアーは音楽とは「意志」そのものだと言っていて、それを鑑賞することで「盲目的に生きんとする意志」が鎮められるらしい。つまり煩悩が一時的に停止するということだろう。
肉親の死や失恋など、本当に、誰にも会いたくないほどつらいときに癒してくれるのは、やはり音楽なのだな、と最近本当に思う。鎮痛剤と言ってもいい。
空腹が最高のスパイスであるように、音楽の最高の隠し味は「苦悩」だと思う。苦悩している時に音楽を聴くと、僕は「分かられている」気がするし、より歌詞が心に染み入る。
僕は芸術は生のカンフル剤と言ったニーチェよりも、苦悩の鎮痛剤と言ったショーペンハウアーのほうが当たっていると思う。つらいときは、部屋の片隅で毛布を被って体育座りをして、悲しい曲を聞く。締め付けるような胸の苦痛がぽろりと落ちることはないが、心に染み込んで来る。でもこれじゃ音楽じゃなくて音悲だな
肉親の死や失恋など、本当に、誰にも会いたくないほどつらいときに癒してくれるのは、やはり音楽なのだな、と最近本当に思う。鎮痛剤と言ってもいい。
空腹が最高のスパイスであるように、音楽の最高の隠し味は「苦悩」だと思う。苦悩している時に音楽を聴くと、僕は「分かられている」気がするし、より歌詞が心に染み入る。
僕は芸術は生のカンフル剤と言ったニーチェよりも、苦悩の鎮痛剤と言ったショーペンハウアーのほうが当たっていると思う。つらいときは、部屋の片隅で毛布を被って体育座りをして、悲しい曲を聞く。締め付けるような胸の苦痛がぽろりと落ちることはないが、心に染み込んで来る。でもこれじゃ音楽じゃなくて音悲だな
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