僕の中の反出生主義 | 人生入門

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哲学書読書計画
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丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

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再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

僕の中の反出生主義

 苦痛がどうのこうのってのはおいといて、僕は「どうせ産んでも死ぬ」の一点で出生は無意味だと思う。ただ僕は「主義」にして群れたりはしない。(僕の宗教的信念は置いといて、近代的意識で考える)

 僕の中にも反出生主義者はいる。僕は子供はいらない。なぜなら「面倒だから」「責任をとりたくないから」もしもの仮定だけど、誰かに子種だけ分けて欲しい、認知しなくていい、面倒も見なくていいって言われたら、子供を作るかもしれない。「自分の子供がどこかで生きてる」って意識は多分気持ちが良いだろうから。僕はエゴイストだ。
 
 僕はうつ病だった経験があるので、反出生主義者の気持ちは分かる。親に「世間はそんなに甘くないよ」と言われるたびに「じゃあ産むなよ…」と思っていた。生まれたくなかったと何度も思った。こんな残酷な世界に子供を産み落とすな、という思考もよくわかる。僕はペシミスティックなところがあるので、基本的には反出生主義と共鳴する部分が大きい。だからこそこんなに攻撃してしまうのだと思う。

 ベネターのように、「心から」人類はゆるやかに絶滅したほうがいいと思っている人に対しては、「優しい人だなあ」と思う。けれどもツイッターにいるような反出生主義者には、僕はこう言う。「腹底から喋れよ!」「自分の言葉で語れ!」
 
 「普通の人」は反出生主義者にならない。「不遇な人」が反出生主義者になる。僕はここで哲学を話すつもりはない。普通のことを書く。
反出生主義「人類は出生をするべきではない」
普通の人「どうしたの?疲れてるの?生まれてきたくなかったの?」
 反出生主義者は「生まれてきたくなかった」という感情を思想に仮託している。「世界人類の苦痛をなくすために」という崇高な思想に仮託している。僕は端的に言おう。「卑怯だ。」

 誰でも思ってると思うけど、世界中の人が幸せならそれにこしたことはない。そして反出生思想を持っている人が幸せになれるかというと、それは怪しいと思う。「生まれてきたくなかった」を加工して「世界人類のために」という論理を作ってその「正しさ」を証明していく。「お前はどうなんだ?」
「自分は惨めだ」という思考を再生産するだけだと思う。そういった思考は捨てたほうがいい。瞑想をすれば捨てられる。

 僕は「生まれてきたくなかった」という思いと戦っている最中なのだと思う。僕は生まれつき精神障害を持っているし、体も弱くて10回弱手術した。
 だから反出生主義者が憎い。信仰をして、「人間に生まれたかいがあった」と思えるように戦っている。反出生主義者のように「出生は悪だ」と裁いていっても「己」は幸福にはなれないと思う。その意味で、僕はこの思想は有害な思想だと思う。

 反出生主義者!腹底をぶちまけろ!生まれてきたくなかった?瞑想をしろ!第三世代の認知療法をしろ!きっとよくなる。思想は捨てられる。思想を捨てよ、自然を見よう。

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