反出生主義
反出生主義は完膚なきまでに正しい。反出生主義者の聖典は読んでいないのだけれど、普通に考えれば分かる。反出生主義者は仏教を換骨奪胎して、この世には苦しかないという。生老病死という厳然たる苦がある、特に死。僕はこの前甥っ子が生まれたが、なんで結局死ぬのに産むんだろうと思う。ごちゃごちゃと理論を積み上げる必要はない。「子供は結局死んで無になるから、産んでも無駄。無駄なことは、しないほうがいい。無駄どころか世界全体の苦を増やす可能性もある」
と僕は思う。
浄土真宗的に考えてみる。まず仏教には六道輪廻がある。そして人間界に生まれてくるのは、100年に1度しか海面に頭を出さない亀が、偶然海に漂っている浮き輪に頭がすっぽり入るぐらい難しいと言われる。前世で五戒を保った功徳で人間界に生まれるとかも言われる。そして、この苦である六道輪廻から解脱するには、人間界に生まれるしかない。だから産んだほうがいい。
反出生主義者は子供が病気になったり犯罪に巻き込まれる可能性のことを「ギャンブル」と表現して、勝手に人にギャンブルをさせるな、と言っているが、仏教的に考えれば現世の苦しみは前世の悪行によるのだから、親に責任はない。当人にしか責任がないのだから、別に産んでもいい。
六道輪廻している可哀そうな衆生を、阿弥陀様に会える人間界に生まれさせる。阿弥陀に出会った子供は、六道から抜けて、永遠の命の場所へ行く。
僕は反出生主義者ではないけれど、親のエゴで結局無になる生き物を産むのは反対だ。信仰がない人が子供を産むべきではないと思う。
と僕は思う。
浄土真宗的に考えてみる。まず仏教には六道輪廻がある。そして人間界に生まれてくるのは、100年に1度しか海面に頭を出さない亀が、偶然海に漂っている浮き輪に頭がすっぽり入るぐらい難しいと言われる。前世で五戒を保った功徳で人間界に生まれるとかも言われる。そして、この苦である六道輪廻から解脱するには、人間界に生まれるしかない。だから産んだほうがいい。
反出生主義者は子供が病気になったり犯罪に巻き込まれる可能性のことを「ギャンブル」と表現して、勝手に人にギャンブルをさせるな、と言っているが、仏教的に考えれば現世の苦しみは前世の悪行によるのだから、親に責任はない。当人にしか責任がないのだから、別に産んでもいい。
六道輪廻している可哀そうな衆生を、阿弥陀様に会える人間界に生まれさせる。阿弥陀に出会った子供は、六道から抜けて、永遠の命の場所へ行く。
僕は反出生主義者ではないけれど、親のエゴで結局無になる生き物を産むのは反対だ。信仰がない人が子供を産むべきではないと思う。
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