境界性人格障害
精神病っていうのは、人間の本質が現れていると解釈することもできる。全く荒唐無稽なツイートだけれど、「うつ病の人が見ている世界が真実で、健常者が見ている世界のほうが狂っているという説がある」というツイートがバズっていた。なんとでもいえる面白い説だけれど、そう考えても確かに創造性はある。うつ病というのは「倦怠」「虚無感」「無気力感」「絶望」などが主な症状だと思うけれど、中島義道やシオラン、パスカルなどは、うつ病を通して世界の本質を表現していたように思う。
僕は多分境界性人格障害なのだが、不安定な自己像、慢性的な虚無感、強烈な依存欲求、などの症状がある。僕は境界性人格障害というのは現代人のドロドロした本質をグツグツ煮込んだ病気であると思う。
不安定な自己像———————何者かになりたいという焦燥
慢性的な虚無感———————もはや自覚されていないニヒリズム
強烈な依存欲求———————ニヒリズムから帰結する「気晴らし」への執着
僕は自分が誰なのか分からないし、虚無感はほぼ常にあるし、他者へ依存していないと生きていけない。でもみんな多かれ少なかれそうなのだと思う。大昔に読んだ「露出せよ、と現代文明は言う」とかいう精神分析の本では、昔みたいな典型的な分裂病は数が減って、こういう表面的な病気が増えたと書いてあった。僕も、自己や世界の表面をなぞるように生きている気がする。なにもわからず、空虚で、だから依存する。表面的だ。特に自己が。
超越的なものへの異常な憧憬も、この薄っぺらさから逃走するためのものだったのかもしれない。確かに超越的なものが世界へ導入されてからは、世界が「生きている」と感じることが増えた。東京の人はみんな顔が死んでいた。
生きている感覚がない。死ぬときも、死ぬ感覚がないんだろうか。表面的に生きている。生に垂直の次元を取り戻すために、信仰を深めたい。
僕は多分境界性人格障害なのだが、不安定な自己像、慢性的な虚無感、強烈な依存欲求、などの症状がある。僕は境界性人格障害というのは現代人のドロドロした本質をグツグツ煮込んだ病気であると思う。
不安定な自己像———————何者かになりたいという焦燥
慢性的な虚無感———————もはや自覚されていないニヒリズム
強烈な依存欲求———————ニヒリズムから帰結する「気晴らし」への執着
僕は自分が誰なのか分からないし、虚無感はほぼ常にあるし、他者へ依存していないと生きていけない。でもみんな多かれ少なかれそうなのだと思う。大昔に読んだ「露出せよ、と現代文明は言う」とかいう精神分析の本では、昔みたいな典型的な分裂病は数が減って、こういう表面的な病気が増えたと書いてあった。僕も、自己や世界の表面をなぞるように生きている気がする。なにもわからず、空虚で、だから依存する。表面的だ。特に自己が。
超越的なものへの異常な憧憬も、この薄っぺらさから逃走するためのものだったのかもしれない。確かに超越的なものが世界へ導入されてからは、世界が「生きている」と感じることが増えた。東京の人はみんな顔が死んでいた。
生きている感覚がない。死ぬときも、死ぬ感覚がないんだろうか。表面的に生きている。生に垂直の次元を取り戻すために、信仰を深めたい。
コメントを書く...
Comments