暗闇 | 人生入門

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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

暗闇

 8歳のころに、「死」の意識が襲ってきたのも、布団の暗闇の中だった。
 最近井筒俊彦の「意識と本質」を数年ぶりに再読しているんだけれど、禅の悟りの構造がめちゃくちゃ分かりやすく構造化されている。僕たちは普段、コップや自己などを、「それ自体」あるものとして、つまりそれらの「本質」を仮定して生きているわけだけれど、大乗仏教はそれを「空」だと言う。山は山ではない。川は川ではない。リンゴはリンゴではない。
 最初に分別意識がある。これはリンゴをリンゴとしてみる意識だ。そして座禅や公案などで修行をすると、無分別意識、リンゴの「リンゴ性」がない世界へ出ることができる。「コトバ」による分別(妄念)がなくなる。これを分別意識から無分別意識への修行だとすると、もう一段階禅には修行がある。あちらからこちらへ帰って来なければならない。分別意識@→無分別意識→分別意識Aと進んでいく。@は、全てのものに「本質」という幻が見えている。無分別意識によって、それを迷妄だと見抜き、Aに至ることで迷妄を迷妄と知った上で生きることができる。これが禅のプロセスらしい。
 全てのものは実体がない幻だと見抜いて生きること。これが禅であるらしい。

 だから、僕は(本当は)実体がないから死なない。それでいいのか?

 意識というものがある。電球と同じで、明るくなったり、暗くなったりする。僕は死というより、この圧倒的な「暗闇」が怖いのだと思う。僕は生まれつき視力が悪く、自分が失明することを異常に恐れてた時期があるのだけれど、暗闇が異常に怖い。この意識の電球が消えるのは、悟ってもどうにもならなくないか。僕は永遠の暗闇が怖い。
 僕は死をずっと「黒」だとイメージしていたけれど、友達は「白」とイメージしていると言っていた。だから友達にとって死は救いなのかもしれない。
 怖い!永遠の眠りが怖い。悟っても永遠に眠る時は来る。その暗闇が怖い。どこかで意識がぶつ切りになって、一生真っ暗。

 ところで、阿弥陀仏は「無限の光」という名前の仏である。トラックにひかれて急に死んでも、ずっと意識は光のままである。南無不可思議光如来。

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