人生入門

生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 短歌も書いてますhttps://www.utayom.in/users/9552哲学書読書計画今まで読んだものプラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー今年と来年中に読むもの西田幾多郎 カント フィヒテ シェリング ヘーゲル ニーチェ バタイユ ベルクソン再来年中に読むものイタリア現代思想 アドルノ メルロ・ポンティ サルトル レヴィナス ヤスパース
生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 

短歌も書いてます
https://www.utayom.in/users/9552

哲学書読書計画
今まで読んだもの
プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 カント フィヒテ シェリング ヘーゲル ニーチェ バタイユ ベルクソン

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ メルロ・ポンティ サルトル レヴィナス ヤスパース

蝉の死骸と百合の花

 上を向いて歩こうという歌があるが、僕は猫背なので、いっつも下を向いて歩いている。いつものように130円でペットボトルコーラが買える自販機へ歩いていると、小道に、蝉の死骸が落ちていた。僕はそんな残酷な人間でもないし、聖人でもないので、踏みつけることもなく、合掌することもなく、その場を過ぎた。蝉の死骸を見たことのある人ならわかると思うけれど、命の切なさ、儚さみたいなものをまざまざと感じさせられる。思わず心の中で「お疲れ様」とでも言いたくなる。いっつもうるさいのは多分君だったんだろうけれど、精いっぱい生きてて、本当に偉い。
 その直後に、目の前のコンクリートの段差に、バカでかい百合の花が咲いていた。なんか、蝉の死がそのまま百合の命になったように感じて、厳粛な気分になった。蝉の死骸も、土になって、また、何かの命になるのだと思う。百合の花は、花の重みで、お辞儀をしているみたいだった。
 生死一如という仏教語が頭に浮かんだ。死にも何か、尊厳と言ったら大げさだけれど、死にもきっと、何かがある。蝉の死骸も、百合の花も、僕も、大きい命の中で、蠢いている、衆生だ。
 百合の花に一礼をして、念仏をしながら大通りに出た。僕は、命という言葉が好きだ。