人生入門

生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 短歌も書いてますhttps://www.utayom.in/users/9552哲学書読書計画今まで読んだものプラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー今年と来年中に読むものハイデガー 西田幾多郎 カント フィヒテ シェリング ヘーゲル ショーペンハウアー ニーチェ バタイユ ベルクソン再来年中に読むものイタリア現代思想 アドルノ メルロ・ポンティ サルトル レヴィナス ヤスパース
生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 

短歌も書いてます
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哲学書読書計画
今まで読んだもの
プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー

今年と来年中に読むもの
ハイデガー 西田幾多郎 カント フィヒテ シェリング ヘーゲル ショーペンハウアー ニーチェ バタイユ ベルクソン

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ メルロ・ポンティ サルトル レヴィナス ヤスパース

否定性 ズレ 笑い

 ジョルジュ・バタイユは「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」と言った。その唯一の例外が人間である。
 「笑う動物」は人間だけである。そして、「笑いとは裏切り」とよく言われる。横を歩いてた友人が、急にバナナの皮で滑って転んだら、それは「笑い」になる。「横を歩く」という自明性に、「裏切り(否定性)」の亀裂が入ってしまったから。
 全てのことは、「笑う」ことができる。「否定性」とは「ズレ」である。熱心なフェミニストをみんなで笑う。それは、「動機」と「主張」が「ズレ」を起こしすぎていて、滑稽だからだ。ゴドーを待ちながらの「パロディ」の劇をする。パロディとは、オリジナルとの「ズレ」を笑うことだ。季節外れの蝉の鳴き声を聞いて、微笑む。それは、季節と蝉の声が「ズレ」ているからだ。
 世界と「ズレ」ている人間は、世界を笑うことができる。それは冷笑家に繋がるかもしれないし、ニーチェ的な大いなる笑いに繋がるかもしれない。人間という動物は、「対象」を創り出すことによって、それと共に「ズレ」「裏切り」「否定性」を世界に招き入れてしまった。
 世界とズレている人間の独白。「まったくあいつら、生きる意味なんて何もないのに、何を必死に革命だの労働だのしているんだ。全くバカバカしい。」
 「否定性」が極限にまで膨れ上がった結果、「世界の否定そのもの」と「世界」の「ズレ」を、笑うようになる人がいる。こいつは、世界の高みにたっているようで、実際は底抜けの深淵に落ちながら、地獄の窯の上で、笑っている。

 松本人志が、「笑うことは人間にだけ許された特権や」と言っていたが、その笑いは、絶望の乾いた笑いにしかならない可能性がある。笑いとは無の分泌に他ならない。笑いと虚無は双子である。

 人生笑って生きて、それでおしまい、という世界に生きるか、絶対に笑えない物を探すかどうかは、面々の御計らいである。