生産性 働けない人 | 人生入門

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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

生産性 働けない人

 中学生の時に、「エネルギー保存の法則」というのを習った。宇宙のエネルギーは、運動や変化はすることがあっても、常に全く同じで、減ったり増えたりするものはないらしい。ということは、「生産」することができるのは、神以外にありえない。人間にできるのは、「加工」だけだ。

 昨日友達と若干喧嘩っぽい感じになった。その人は躁鬱でボーダーで発達障害で、障害年金と親の金で暮らしているのだけれど、その暮らしがどうしても嫌で、自立したいらしい。社会に出て人のためになりたいっぽい。でも働くたびに、病状が悪化して、すぐやめている。彼氏にも働かなくていいって言われてるらしいし、僕も、働かなくていいんじゃないかなあと思う。でもあんまり「甘え」たくないらしい。

 僕は、「働かない人」は凄いと思う。今の日本、働かないで暮らそうと思えば暮らせる。精神科医に適当にうつ病の診断書貰って、生活保護申請すれば、生きていける。でもなぜみんなそれをしないのかと言えば「退屈」や「孤独」が怖いからだ。退屈になれば、世界の虚無性がありありと見えるし、孤独になれば、自分の存在価値が分からなくなる。
 働いてる人は「俺たちのおかげで社会が回ってる」的な説教をしてくることが多いが、その人たちも「みんなが働いてるから働いてる」に過ぎないと思う。僕も、障害で高校を中退せずに、そのまま大学を卒業していれば、「周りに合わせて」働いていたと思う。

 働かない人は、「退屈」から訪れる「虚無感」にも負けず、「孤独」からくる「他者からの承認不足」に耐え、周りに流されない、すごい人なのだ。だから、働けない人は働かなくていいと思う。生活保護でもなんでも貰ったらいい。生産活動をしない人は、生産活動をする人からゴミを見るような目で見られる。退屈ニモ負ケズ、孤独ニモ負ケズ、ヒキコモッテ、ヒトカラミクダサレル。ソウイフヒトニ、ナッテシマッタ。

 「生産性」というのは幻想だと思う。禅仏教の一部を除いて、仏教の修行者たちは、生産活動というものをしない。それは、この世が「無常」だからだ。どうせみんな死ぬからだ。人生というものはゼロ=ゼロであり、生産性のあるものなど何もない。価値のあるものなどこの娑婆世界には何もないので、出家者たちは、何も作らずに、修行に専心する。

 労働は尊い。それはそう。なぜ?「人の幸福に寄与しているから」。労働しない人も尊い。僕のその友達は生きているだけで、恋人や、家族や、僕の「幸福に寄与している」。僕は、このクソみたいな娑婆世界で、唯一尊いのは、人の幸福に寄与することだと思う。労働だけが、その方法ではない。「生きてるだけで、丸儲け」という言葉は、その人のそばにいる他人が丸儲けなのかもしれないね。

 

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