優生思想 植松理論 宗教 | 人生入門

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今まで読んだもの
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再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

優生思想 植松理論 宗教

 劣った人間は、淘汰されるべき。優れた人間だけが優れた社会を作るべき。こういうのを優生思想というらしい。「優/劣」というのは二項対立には、基準が必要である。現代の日本人は、この基準を「生産性」「役に立つ」に置いていると思う。僕はその意味で「劣」である。
 僕は劣っている何も生産しない障碍者側の人間なので、優生思想に与することはないけれど、社会に脈々とこの優生思想が通じているのは感じている。この前、全く知らない男とチャットしたんだけれど、「肺の病気と発達障害で働けてないです」と言ったら、「そんぐらい働けるでしょ、フリーライダーの屑」と言われた。こういう風当たりは常に感じていて、僕はそういう風を受けるたびに、「自分はいてはいけない存在なんだ」と思う。
 
 僕は、人のことを「生産性」「役に立つ」というモノサシでしか見れないのは、一種の病気だと思う。宗教と言ってもいいけれど、自分の「存在そのもの」を肯定してくれる親とか親族がいなかったから、そういった歪な思想になるのだと思う。昔読んだ「存在論的引きこもり論」という本に、「する自己(do)」と「ある自己(be)」という区別がしてあった。引きこもりはなにかをする、生産するという部分では全くの無能だが、そこにただ存在する、beingの部分では親のよりどころになっていることがよくあるらしい(そうじゃないことも勿論多いだろうけど)。「存在そのもの」を肯定されたことがない人は、他人の「存在そのもの」を肯定できなくなるのだと思う。そういった人は、「この人は自分の役に立つかどうか」「社会の役に立っているかどうか」という宗教にしか入信できずに、障碍者を惨殺しまくった植松被告と同じようなポジションに立つ。
 薬を考えよう。

・自分が弱者側に転落したときの想像をする。
 ただし、これは難しい。人間は「自分だけは大丈夫」と思っている人が大半で、自分が障害を持つことなんて想像できないと思う。僕もまさか自分が障碍者手帳2級の障碍者になるとは思わなかった。想像力が豊かな、頭の良い人にしかこの薬は効かない。

・実際に弱者になる
 これが一番効くと思う。うつ病になった人は、その「後遺症」で、うつ病が治ったあとに、人に優しくなることが多くなると言われている。僕はこれはその通りだと思う。ある精神科医によると、うつ病はガンよりも精神的にきついらしい。そういう「どん底」を知れば、わざわざ「想像」をしなくても「同情」できるようになると思う。けれど、これは一歩間違えば自殺する危険性がある。人の価値を「生産性」ではかっていた人間の「生産性」がなくなれば、自分は「いてはいけない存在」と思い詰めて、自殺してしまうかもしれない。

・無条件に愛される
 自分の「存在そのもの」が愛されている(いた)人は、人のことも生産性のようなモノサシではかることがないように思う。親というのは本当に大事で、子供のことを邪険にしたり、「この学校に入れば愛してあげる」というような愛し方をしていれば、子供は「愛」を条件があるものだと思ってしまう。ただ、親を創ることはできない。
 日本では、阿弥陀仏のことを「親さま」ということがある。無条件の愛をそそいでくれる存在だからだ。自分がどれだけ無能でも、馬鹿でも、愛してくれる「親さま」の子供になった人は、他人のことも「仏の子」と見れるんじゃないだろうか。

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