教育
仏教の法話を聞いていると、現代の教育は「人生とは何か」を教えずに、「食べる方法」だけ教えているという話が出た。それはそう。そんなのは誰でも知ってることで、高校に通っているとき、友達が「大学なんて所詮職業訓練の場所だよな、就職予備校だよな」と言っていた。国の発展に関係のない文系の科目を廃止するとかいう話も出ているそうだし、その傾向はずっと続くんだろう。
僕は中卒だから、教育の話は分からんけれど、小学三年生の頃、「人生とは何か」を強烈に教わったことがある。若干学級崩壊していて、みんながワーワー騒いでいて、授業になっていなかった5時間目の国語の時、担任のK先生が、「この平成〇〇年の〇月〇日の五時間目の国語の時間は二度と戻って来ないのよ!それがわかっとるんか!」とヒステリック気味に叫んでいた。僕はそれを聞いて「エッッッッッ!それ本当か?」と思ったのを覚えている。そんなはずはない、と思った。
下校中、一人でそのことについて考えていると、本当に「五時間目の国語の授業」は二度と戻ってこないらしかった。現に今も戻ってきていない。
時間の不可逆性と、時間が人生を無慈悲に無化していくことを、K先生に教わった。
学校教育で、僕にとって意義があったのは、ただその教えだけだった。
僕は中卒だから、教育の話は分からんけれど、小学三年生の頃、「人生とは何か」を強烈に教わったことがある。若干学級崩壊していて、みんながワーワー騒いでいて、授業になっていなかった5時間目の国語の時、担任のK先生が、「この平成〇〇年の〇月〇日の五時間目の国語の時間は二度と戻って来ないのよ!それがわかっとるんか!」とヒステリック気味に叫んでいた。僕はそれを聞いて「エッッッッッ!それ本当か?」と思ったのを覚えている。そんなはずはない、と思った。
下校中、一人でそのことについて考えていると、本当に「五時間目の国語の授業」は二度と戻ってこないらしかった。現に今も戻ってきていない。
時間の不可逆性と、時間が人生を無慈悲に無化していくことを、K先生に教わった。
学校教育で、僕にとって意義があったのは、ただその教えだけだった。
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Comments
例えば極端な話ですが、アフリカで井戸を設置しても、壊して生活費に充ててしまう現地の方。
この事実から見ても学校教育の重要性という事を感じます。
しかし、日本と言う恵まれた環境化の中で十分な教育を受けれない方も存在する。
そして個人にあった教育が出来ていないのも確かです。
しかし、あなたは学校にも行けている。
学校教育の中で得られた物がそれだけと言う事は、少なからずあなたにも問題があると思います。
最近「ケーキの切れない非行少年たち」と言う本を読みました。今のあなたにおススメしたい作品です。