親ガチャ | 人生入門

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今まで読んだもの
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今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
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親ガチャ

 本当にひどい親はいる。親のせいで自殺した友達がいる。母親に「あんたなんかお父さんから引き取らなければよかった」と言われた直後、薬をODして自殺した友達がいる。まだ17歳だった。リアルタイムでツイートを見ていたのでショッキングだった。(後日別のネット友達が家を訪問したところ亡くなっていた)
 書けばキリがないけれど、十六歳の娘を一人暮らしさせる親とか、性的虐待をする父親とか、年収がゼロ円の親とか。ネットをしていてそういう親がたくさんいることを知った。
 一方、親が金持ちで、遺伝子のおかげで知能も高く、いい大学へ行って幸福な家庭を作る人もいる。

 親ガチャというのは存在する。否定するのはどうかしている。虐待などの実態を知らないのだと思う。

 僕は、親から授かったこの身体が悪くて十回手術したし、自閉症スペクトラム障害で高校も中退した。母親は死んだ。引きこもり生活で精神が病んで、今現在も具合が悪い。親族は精神疾患に理解がない。毎日薬を15錠飲まないと生きていけないほど精神が弱っていて、しんどい。
 もともと両親は共働きで、僕は毎日学童に預けられていた。親から構って貰えた記憶があまりない。親ガチャは成功なのか失敗なのか分からない。

 人間は「たった一つ」の家庭しか、経験することができない。だから他人と比較することができない。たった一つの家庭しか経験することができないから、親ガチャを失敗したのか成功したのかの客観的な基準はなく、主観的なものにならざるをえない。

 親ガチャを失敗したと思っている人の大半が、虐待や愛情不足だと思う。お金などかもしれない。でも他責は何も生まないし、自分が生きていく上で過去に拘ることはなんの糧にもならない。

 親ガチャは存在する。けれど自分の人生のつらさを親に転換したところで、何も進まない。

 プラユキ・ナラテボーという、僕も一時間ほど面接したことのあるタイで出家されているお坊さんがいるのだが、「他責理論」はまず、「自責」を抜け出すために使えると言っていた。虐待されている人たちは、自己肯定感が極端に低いので、それを「親のせい」にすることで、自己肯定感をあげることができる。けれどもそうすると次には親への憎しみが湧いてくる。憎しみというのは「思考」の産物なので、それを瞑想で治そうと言って、仏教を日本人のメンタルの治療に使っていた。まあ言ってしまえば第三世代の認知行動療法なんだけれど、僕はこの療法が一番だと思っている。
 僕も親ガチャが失敗した人はそうするしかないんじゃないかと思う。親を恨んでも前に進めない。

 愛、が足りない人は本当の親を探せばいいと思う。本当の親というのは阿弥陀仏だ。日本人は昔から、阿弥陀仏のことを親さまと言い慣わしてきた。人間の親は阿弥陀仏から、子供を預かっているだけだ。
 最近仲良い子がいるんだけれど、よく「助かりたい」と言っている。母子家庭であまり家庭環境はよくないっぽいんだけれど、具体的にどうなれば助かるの?と聞いたら「愛情」と言っていた。僕は本当の親に愛されて欲しいな、と思った。

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