インセル
「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」
男は、米国の有名なインセルの声明文を拡大印刷して、部屋に貼っていた。まるで若者がスターのプロマイドを部屋に飾るように、男は連続殺人鬼の言葉を部屋に貼っていた。母親はそれを快く思っていなかったが、剥がせ、などというと暴力を振るわれる恐れがあったので何も言わなかった。時々、息子の友人が集まって「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」と唱和するのも不気味だった。ただ男の母親には、それを止める政治力がなかった。
男の名前を龍という。顔立ちは悪い方ではなかったが、顔中に刻まれた陰気さのせいで、今までセックスをしたことがない。女を飯に誘ったことはあるが、女のせいで会話が弾まず、ホテルまで行くことはなかった。女は会話が下手くそだ。これは彼の口癖でもあった。女は会話が下手くそだ、話題作りが下手くそだ。それを仲間たちはうんうんと頷いて聞いているのだった。だろ?俺たち男同士で酒を飲めばわいわい盛り上がる(その話題のほとんどは女の悪口だったが)のに、女と飲むと全く話が盛り上がらない。女は生物学的に共感能力だけが発達して、論理的な会話ができないから、話もつまらないんだ。そうだろ?というと仲間はうんうんと頷くのだった。女が男より劣っているのは明白だった。
龍は大学の非公認のサークルのリーダーだった。サークルというより、同好会いや、同嫌会と言ったほうがいいかもしれない。龍はその憎悪と思想の強さから、チーム内のメンバーから一目置かれていた。若者にはエネルギーがありあまっている、と龍は言う。そして俺らのエネルギーは憎悪だ。資本主義への憎悪でもない、俺らは金がある。社会への憎悪でもない、俺らは一流大学生だ。あの、けがれた馬鹿な女達への憎悪だ。発散することのできないリビドーが、体内へ逆流する。性器から逆流したリビドーは、全身を巡って憎悪になり、思想として紡がれる。
初めは仲間内の飲み会から始まった。
「女、欲しいっすよねえ」と拓が何気なく言う。
「そうだなあ、俺たち全員童貞だもんな。ヤラハタってやつか。でも宮沢賢治だって童貞で死んだって言うぜ。俺たちは雨には負けないな」というと場に乾いた笑いが響いた。
「しかしなあ、大学ってのは勉強する場所じゃないのか、どこを見てもカップルカップルカップル。全く反吐が出るよ。連中は俺たちのことを馬鹿にしてるに決まってる!」健次が拳に力を入れて言う。少し酔いが回ってきたようだ。
「でも健次、お前この前、女できそうって嬉しそうに言ってたじゃないか。」と龍が陰気な眼でねめつけながらいう。
「それが、飯まではなんとかこぎつけたんですが、途中で帰られたんですよ、ひどくないですか?こういう風に電話する振りしてさ、そんな演技バレバレなのに、ゴメンヨウジガデキチャッタ!だってさ。やになりますよほんと。」
「まあそこで女が出来てたらもう健次は俺たちの仲間じゃないからな。よかったよ」この飲みグループの間には、暗黙の了解があった。成文化するとこうだ。「女が出来た奴は立ち去れ」現に、志茂という男と、翔太という男は、女ができてから飲み会に参加しなくなった。その方がお互いのためだろう。自然とモテない男性だけが残ることになり、憎悪は倍化されていった。
次第に、龍の家に集まるようになった。そこでは宗教的とも言ってもいいような行為がなされた。クラスメイトの写真を印刷して、真っ赤に塗りつぶして、びりびりに破る。「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」と唱和する
。女の形をした人形を殴ったあとにハサミで切る。女の人形から綿を取り出して、それを臓腑に見立てて切り刻んだ。
次第に行為が激化していった。彼らは酒を飲んでいるからという理由で女への憎悪を吐き出していたが、それらの言葉は彼ら自身に跳ね返り、合わせ鏡のように無限に増幅し、彼らの心の襞に押し入り、思想というものに昇華されていった。彼らは次第に女性のことをフィーモイドと呼ぶようになった。フィーモイドというのは「魅力的な女性」というスラングだが、「女はセックスと権力欲に駆られる、人間以下の生き物」という意味が込められた言葉でもある。他にもチャド(chad) 性的魅力があって女性とのセックスに不自由しない男性
ステイシー(stacy) チャドの魅力になびく女性
およびチャドと同様に男性に不自由しない女性
という専門用語を使うようになった。
彼らはここで初めての犯罪を犯すことになる。龍が以前に振られた、大学のマリという女のアダルトなコラージュ画像を作り、2ちゃんねる、ツイッター、および大学関係者にばら撒いた。男たちは、これをテロと呼んだ。
そう、これはテロ行為なのだ。フィーモイドやチャド達に抑圧されている民衆の一揆なのだ。必要悪だ。
「ははっ、ざまあねえな、フィーモイド風情が、学校に通ってんじゃねえよ。ここはな、人間が通う場所なんだ。」龍は非常にPCの技術に長けており、犯人がバレることはなかった。マリはもちろん学校に来れなくなった。しかしこれは自業自得というもので、セックスと権力欲になびく女に生まれついたのが悪いのだ。完全にマリの自業自得だった。
龍たちは誰がチャドで、誰がフィーモイドなのかノートにまとめていた。ここはアメリカとは違い、銃を乱射することはできないので、フィーモイドを一人ずつ「暗殺」することにした。俺たちは忍者だ。
例えば、チャドになれはててしまった翔太の家に小型ビデオカメラを置いて、セックスを盗撮した。翔太は男たちの正義を理解できそうだったので、龍の家へ連れ込んで、ビデオを見せて、女と別れろと脅迫した。
「お前たち、頭がおかしくなったんじゃないのか、マリの件もお前たちだったのか。どうせ振られた腹いせだろ。モテなさすぎて頭がイカれちまったんじゃないか?俺はリカとは別れないし、お前らの仲間にもならない。なんだ?この気持ち悪いポスターは。お前たち、おかしいよ、ほんと」
「じゃあこの動画をネットに流すけど?」
「それはやめてくれ。じゃあこうしよう、俺は、お前たちの犯罪を知っている。それは口外しない。その代わりに、お前たちはそのビデオを壊してくれ。」
「分かった。残念だ。」
龍はその日に、動画をネット上にばら撒いた。翔太とフィーモイドは学校でたちまち噂になり、退学した。龍は証拠不十分で逮捕されなかった。正義は必ず勝つ、というのは本当のようだった。
「このところ健次の様子がおかしくないか?」
「俺もそう思う。集まりにも来ないし、たまに来たと思ったら、女物の香水の匂いがするし」
「裏切りか」
「まだ断定はできないでしょう。拓を尾行させます。」
「拓、どうだった」
「健次は黒です。女の家に入っていきました」
「そうか、残念だ。あいつはもう人間じゃない。フィーモイドの犬だ。畜生以下の畜生だ。セックスに負ける猿だ、犬だ、豚だ。本当に残念だ、正しいことをしてた奴が間違った道に進むのは。」と龍は一息に言った後、一言。
「処刑だな。」
男たちは毎日のようにフィーモイドを暗殺する計画を練っていた。抑圧された非モテ男子に祝福を!権力欲の豚のフィーモイドに死を!エリオット・ロジャー万歳!
そして、その日は久々に健次がやってきた。
「健次、俺たちに隠してることはないか?」
龍の眼光を見て、全てが見透かされていると悟った健次は瞬時に
「すみません、すみません、女とは別れます」と言った。
瞬間、後ろから鉄パイプで拓が健次の左肩を殴った。
「痛っ!」
拓は執拗に左肩をなぐりつづける。がっがっと骨がおれる生々しい音がする。骨はもうつぶれたクッキーのようになっているだろう。
それでも執拗に左肩を殴り続ける。骨が露出してきた。神経も出ているだろう。あまりの痛みに健次は気絶した。
「どうします?このチャド」
「殺すしかないだろう。俺らの内情を全部知っているわけだし。しかも間違った思想を持って生きるのは不幸だ。」
「殺すたって、死体はどうするんですか」
「山に埋めよう」
女が悪い。これはもはや思想ではなく、事実だった。顔の良い女に産まれるだけで、男からチヤホヤされて、承認欲求も性欲も満たせる。少し欲を出せば、男から貢がせるのなんて赤子の手をひねるようなものだろう。そしてそういう女たちは、俺たちのような男を選ばない。なぜか?権力欲に塗れているからだ。古来より男尊女卑をしてきたのは合理的なことなのだ。男は尊くて、女は卑しいのだから。男は貴族であり、女は奴隷だ。それを男女平等だの言って、リベラリストやフェミニストが人類の自然な形態を破壊してしまった。権力欲にまみれて、俺たちを不本意に禁欲させている女は「死ぬべき」だ!被害者が加害者を殺すのは正当防衛だ。俺たちは抑圧されている。今こそ団結を!今こそ革命を!
龍は今、フィーモイドを一斉に殺すための、爆弾を作っている最中だ。正義は必ず勝つと信じながら。
「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」
男は、米国の有名なインセルの声明文を拡大印刷して、部屋に貼っていた。まるで若者がスターのプロマイドを部屋に飾るように、男は連続殺人鬼の言葉を部屋に貼っていた。母親はそれを快く思っていなかったが、剥がせ、などというと暴力を振るわれる恐れがあったので何も言わなかった。時々、息子の友人が集まって「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」と唱和するのも不気味だった。ただ男の母親には、それを止める政治力がなかった。
男の名前を龍という。顔立ちは悪い方ではなかったが、顔中に刻まれた陰気さのせいで、今までセックスをしたことがない。女を飯に誘ったことはあるが、女のせいで会話が弾まず、ホテルまで行くことはなかった。女は会話が下手くそだ。これは彼の口癖でもあった。女は会話が下手くそだ、話題作りが下手くそだ。それを仲間たちはうんうんと頷いて聞いているのだった。だろ?俺たち男同士で酒を飲めばわいわい盛り上がる(その話題のほとんどは女の悪口だったが)のに、女と飲むと全く話が盛り上がらない。女は生物学的に共感能力だけが発達して、論理的な会話ができないから、話もつまらないんだ。そうだろ?というと仲間はうんうんと頷くのだった。女が男より劣っているのは明白だった。
龍は大学の非公認のサークルのリーダーだった。サークルというより、同好会いや、同嫌会と言ったほうがいいかもしれない。龍はその憎悪と思想の強さから、チーム内のメンバーから一目置かれていた。若者にはエネルギーがありあまっている、と龍は言う。そして俺らのエネルギーは憎悪だ。資本主義への憎悪でもない、俺らは金がある。社会への憎悪でもない、俺らは一流大学生だ。あの、けがれた馬鹿な女達への憎悪だ。発散することのできないリビドーが、体内へ逆流する。性器から逆流したリビドーは、全身を巡って憎悪になり、思想として紡がれる。
初めは仲間内の飲み会から始まった。
「女、欲しいっすよねえ」と拓が何気なく言う。
「そうだなあ、俺たち全員童貞だもんな。ヤラハタってやつか。でも宮沢賢治だって童貞で死んだって言うぜ。俺たちは雨には負けないな」というと場に乾いた笑いが響いた。
「しかしなあ、大学ってのは勉強する場所じゃないのか、どこを見てもカップルカップルカップル。全く反吐が出るよ。連中は俺たちのことを馬鹿にしてるに決まってる!」健次が拳に力を入れて言う。少し酔いが回ってきたようだ。
「でも健次、お前この前、女できそうって嬉しそうに言ってたじゃないか。」と龍が陰気な眼でねめつけながらいう。
「それが、飯まではなんとかこぎつけたんですが、途中で帰られたんですよ、ひどくないですか?こういう風に電話する振りしてさ、そんな演技バレバレなのに、ゴメンヨウジガデキチャッタ!だってさ。やになりますよほんと。」
「まあそこで女が出来てたらもう健次は俺たちの仲間じゃないからな。よかったよ」この飲みグループの間には、暗黙の了解があった。成文化するとこうだ。「女が出来た奴は立ち去れ」現に、志茂という男と、翔太という男は、女ができてから飲み会に参加しなくなった。その方がお互いのためだろう。自然とモテない男性だけが残ることになり、憎悪は倍化されていった。
次第に、龍の家に集まるようになった。そこでは宗教的とも言ってもいいような行為がなされた。クラスメイトの写真を印刷して、真っ赤に塗りつぶして、びりびりに破る。「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」と唱和する
。女の形をした人形を殴ったあとにハサミで切る。女の人形から綿を取り出して、それを臓腑に見立てて切り刻んだ。
次第に行為が激化していった。彼らは酒を飲んでいるからという理由で女への憎悪を吐き出していたが、それらの言葉は彼ら自身に跳ね返り、合わせ鏡のように無限に増幅し、彼らの心の襞に押し入り、思想というものに昇華されていった。彼らは次第に女性のことをフィーモイドと呼ぶようになった。フィーモイドというのは「魅力的な女性」というスラングだが、「女はセックスと権力欲に駆られる、人間以下の生き物」という意味が込められた言葉でもある。他にもチャド(chad) 性的魅力があって女性とのセックスに不自由しない男性
ステイシー(stacy) チャドの魅力になびく女性
およびチャドと同様に男性に不自由しない女性
という専門用語を使うようになった。
彼らはここで初めての犯罪を犯すことになる。龍が以前に振られた、大学のマリという女のアダルトなコラージュ画像を作り、2ちゃんねる、ツイッター、および大学関係者にばら撒いた。男たちは、これをテロと呼んだ。
そう、これはテロ行為なのだ。フィーモイドやチャド達に抑圧されている民衆の一揆なのだ。必要悪だ。
「ははっ、ざまあねえな、フィーモイド風情が、学校に通ってんじゃねえよ。ここはな、人間が通う場所なんだ。」龍は非常にPCの技術に長けており、犯人がバレることはなかった。マリはもちろん学校に来れなくなった。しかしこれは自業自得というもので、セックスと権力欲になびく女に生まれついたのが悪いのだ。完全にマリの自業自得だった。
龍たちは誰がチャドで、誰がフィーモイドなのかノートにまとめていた。ここはアメリカとは違い、銃を乱射することはできないので、フィーモイドを一人ずつ「暗殺」することにした。俺たちは忍者だ。
例えば、チャドになれはててしまった翔太の家に小型ビデオカメラを置いて、セックスを盗撮した。翔太は男たちの正義を理解できそうだったので、龍の家へ連れ込んで、ビデオを見せて、女と別れろと脅迫した。
「お前たち、頭がおかしくなったんじゃないのか、マリの件もお前たちだったのか。どうせ振られた腹いせだろ。モテなさすぎて頭がイカれちまったんじゃないか?俺はリカとは別れないし、お前らの仲間にもならない。なんだ?この気持ち悪いポスターは。お前たち、おかしいよ、ほんと」
「じゃあこの動画をネットに流すけど?」
「それはやめてくれ。じゃあこうしよう、俺は、お前たちの犯罪を知っている。それは口外しない。その代わりに、お前たちはそのビデオを壊してくれ。」
「分かった。残念だ。」
龍はその日に、動画をネット上にばら撒いた。翔太とフィーモイドは学校でたちまち噂になり、退学した。龍は証拠不十分で逮捕されなかった。正義は必ず勝つ、というのは本当のようだった。
「このところ健次の様子がおかしくないか?」
「俺もそう思う。集まりにも来ないし、たまに来たと思ったら、女物の香水の匂いがするし」
「裏切りか」
「まだ断定はできないでしょう。拓を尾行させます。」
「拓、どうだった」
「健次は黒です。女の家に入っていきました」
「そうか、残念だ。あいつはもう人間じゃない。フィーモイドの犬だ。畜生以下の畜生だ。セックスに負ける猿だ、犬だ、豚だ。本当に残念だ、正しいことをしてた奴が間違った道に進むのは。」と龍は一息に言った後、一言。
「処刑だな。」
男たちは毎日のようにフィーモイドを暗殺する計画を練っていた。抑圧された非モテ男子に祝福を!権力欲の豚のフィーモイドに死を!エリオット・ロジャー万歳!
そして、その日は久々に健次がやってきた。
「健次、俺たちに隠してることはないか?」
龍の眼光を見て、全てが見透かされていると悟った健次は瞬時に
「すみません、すみません、女とは別れます」と言った。
瞬間、後ろから鉄パイプで拓が健次の左肩を殴った。
「痛っ!」
拓は執拗に左肩をなぐりつづける。がっがっと骨がおれる生々しい音がする。骨はもうつぶれたクッキーのようになっているだろう。
それでも執拗に左肩を殴り続ける。骨が露出してきた。神経も出ているだろう。あまりの痛みに健次は気絶した。
「どうします?このチャド」
「殺すしかないだろう。俺らの内情を全部知っているわけだし。しかも間違った思想を持って生きるのは不幸だ。」
「殺すたって、死体はどうするんですか」
「山に埋めよう」
女が悪い。これはもはや思想ではなく、事実だった。顔の良い女に産まれるだけで、男からチヤホヤされて、承認欲求も性欲も満たせる。少し欲を出せば、男から貢がせるのなんて赤子の手をひねるようなものだろう。そしてそういう女たちは、俺たちのような男を選ばない。なぜか?権力欲に塗れているからだ。古来より男尊女卑をしてきたのは合理的なことなのだ。男は尊くて、女は卑しいのだから。男は貴族であり、女は奴隷だ。それを男女平等だの言って、リベラリストやフェミニストが人類の自然な形態を破壊してしまった。権力欲にまみれて、俺たちを不本意に禁欲させている女は「死ぬべき」だ!被害者が加害者を殺すのは正当防衛だ。俺たちは抑圧されている。今こそ団結を!今こそ革命を!
龍は今、フィーモイドを一斉に殺すための、爆弾を作っている最中だ。正義は必ず勝つと信じながら。
「女たちが俺に性的魅力を感じさえすれば幸せな人生になっていたのにと考えると、身体中が憎しみに燃え上がる」
「女どもが俺から幸せな人生を奪った。だから仕返しに、あいつらの人生すべてを奪ってやる。それでやっと公平になる」
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