自閉症スペクトラム言語
 自閉症スペクトラム患者は、言葉を徹底的に「道具」として扱っていると思う。それを証左するのが「真顔で嘘がつける」ということだ。リアリティのある嘘をペラペラと延々と喋ることができる。ASDの患者の言語からは何かが抜け落ちている。それこそうまく言語化できないが、「雰囲気」や「色彩」とでもいったようなものが抜け落ちていて、単なる灰色の道具に成り下がっている。だから自分の言っていることすら「嘘」に思えてしまうという状況にも陥る。ASDの知人は、SNSでバカなことを言っている人達は、みんなわざとやっていると思っていたという。自分の言語が全て嘘、言い換えれば演技であるから、健常者の言語も演技だと思ったのだろう。
ASDの特徴に、イントネーションがおかしい、話し方に抑揚がないというのもある。これも上述のことから理解できると思う。
当事者として感じるのは、言語に「真実味」がない。自分の言語にも真実味がないし、相手の言語もジョークなのかどうかわからないことがある。僕が昔から「言語は嘘をつく道具だ」と事あるごとに言ってきたのは、自分の持っている言語に色彩や真実味といったものが入ってないからだと思う。
言語にコミットできないということは、共同体にコミットできないということだ。自分だけが、「技術としての言語」「道具としての言語」を使っている。みんなは無意識に「魂の入った言葉」を使っている。
だから世界にコミットできない。みんな役者に思える。
ある程度知性のある人は、この言語の道具性を使って、「演技」をしながら生きることもできるが、知性の低い人は、何も分からずKYとしてイジメられるんだろうなと思う。
					ASDの特徴に、イントネーションがおかしい、話し方に抑揚がないというのもある。これも上述のことから理解できると思う。
当事者として感じるのは、言語に「真実味」がない。自分の言語にも真実味がないし、相手の言語もジョークなのかどうかわからないことがある。僕が昔から「言語は嘘をつく道具だ」と事あるごとに言ってきたのは、自分の持っている言語に色彩や真実味といったものが入ってないからだと思う。
言語にコミットできないということは、共同体にコミットできないということだ。自分だけが、「技術としての言語」「道具としての言語」を使っている。みんなは無意識に「魂の入った言葉」を使っている。
だから世界にコミットできない。みんな役者に思える。
ある程度知性のある人は、この言語の道具性を使って、「演技」をしながら生きることもできるが、知性の低い人は、何も分からずKYとしてイジメられるんだろうなと思う。
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