生きてるだけで偉い | 人生入門

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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

生きてるだけで偉い

 「生きてるだけで偉いよ」という言葉に底知れないやるせなさ、無自覚の偽善、現実がそうなっていないことへの諦念を感じる。
 現実問題、生きてるだけでは生きていけない。だから社会へコミットする必要がある。百丈懐海という禅僧は「一日不作、一日不食」と言った。
 
 僕は本当に「生きている」だけだ。働いてない。社会のお荷物、フリーライダーだと思う。人に迷惑しかかけてない。だから偉くないのか?

 生きてるだけじゃ偉くないけど、偉くなくてもいいよ、というのはどうだろうか?それは「生きてるだけじゃ価値ないよ」と言ってくる社会へのアンチにしかならない気がする。憎悪、復讐の匂いがする。

 社会は「生きてるだけじゃ価値がない」というメッセージを絶えず突き付けてくる。僕はそれをもう痛いほど知っている。9年間引きこもって来て、何度「死ね」「働け」「屑」などと言われてきたか分からない。
 獲物を獲得できない欠陥品のハンターは、原始時代に、それこそ本当に生きてる価値がなかっただろう。仲間にボコボコにされたと思う。自分達の生死に関わるのだから。根本のところで、動物を狩れない人間は、「価値」がない。

 動物を狩れない人間は価値がない。それはそう。それは認めるしかない。みんな動物を狩れなくなったら人類は絶滅するのだから。けれども現実問題、障害や病気などで動物を狩れない人間はいる。社会はそういう人間に向かって「死ねよ働け屑」と言う。僕の見てきた事例では、社会のそういう価値観を内面化して、自分のうちの社会的自我が、自分を責め立てていることが多かったように思う。働かなきゃいけない、と物凄く焦る躁うつ病の患者や、何もできないから死にたいと絶望している精神病者を見てきた。

 僕は何度も書いているが、認知療法、瞑想、信仰、が幸福のキーだと思う。急に信仰の話をするが、「そのままでいいよ、ずっと側にいるよ」という「南無阿弥陀仏」には、欺瞞ではない「生きてるだけでいいよ」があるように思う。信仰が嫌いな人は認知療法や瞑想で自己肯定感をあげればいいが、それはいわゆる自力聖道門なのだと思う。僕は、世間の人がいう「生きてるだけで偉い」というのは欺瞞の偽善だと思う。阿弥陀仏の言う「あなたは生きてるだけで命が輝いてる」という言葉だけが、本当に自分の心に突き刺さり、命を輝かせて、そのままで、欠陥品のまんま、喜んで生きていける世界を開かせてくれると思う。

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