大地性 | 人生入門

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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

大地性

 僕は放送大学へ通っているのだが、授業はほぼ見ない。ただ、現代文学の授業は面白いので見ていた。
 クレオールの島で、純文学を書いて、ノーベル賞を受賞した人へインタビューしていた。その人に島を出るつもりがないのかどうかを聞くと、「文学は土着性(大地性と言っていたかも)と切り離すことはできないんだ」と言っていた。その一言が非常に印象に残っている。日本からは日本の文学しか出ないし、ラテンアメリカからはラテンアメリカの文学しか出ない。

 EXITというお笑いコンビが今売れているのだが、売れる前にゴッドタンに出ていた。そこで劇団ひとりに激賞されたEXITは自分のお笑い論を語って「俺は他人のお笑いとか見ないんすよね、全然お笑いの勉強とかしたことなくて」と言っていた。劇団ひとりがそのあと「俺はお笑いを研究しつくしたEXITも見てみたいけどなあ」と言った。そのあとに彼らはぐんぐん売れていった。

 友達が、芸術家に、これおススメですよ、と本を渡したら、そんなもんいらんと一蹴されたらしい。それでいいのか。

 鈴木大拙は、日本的霊性という本の中で、平安仏教は宙に浮いている貴族仏教だったが、鎌倉時代という激動期によって、それが大地に根付いたと書いている。大地とは農民、庶民で、天上界にいる貴族ではない、大地にいる者が宗教を根付かせると書いていた。

 大地とは地に足がついているということだ。神話を教えない民族は100年以内に滅びる、と誰かが言っていたが、それが大地性という事だと思う。僕はネットでたくさんの人と出会ったり、ネットの空気を吸ってきたが、地に足がついてないんじゃないか、と思う。日本というものが戦争で根こそぎにされたんだろう。だから村上春樹のような、宙に浮いた文学者しか出てこない。現代詩を見ても、宙に浮いている。「大地」が感じられない。
 ポストヒューマン思想というのが最近流行っているらしいけれど、もう人間がいないんじゃないだろうか。足のない幽霊が新宿をうろついている。

 

 

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