飲んだ? | 人生入門

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生と死の問題を解決して人生の門に入る方法を探る記録です 

短歌も書いてます
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アフォリズム体解
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信心入門
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詩入門
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小説 結構頻繁に更新します
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哲学書読書計画
今まで読んだもの
丸山圭三郎 プラトン アリストテレス エピクテトス デカルト ロック バークリー ヒューム スピノザ ラカン ニーチェ パスカル キルケゴール ショーペンハウアー ハイデガー ウィトゲンシュタイン プロティノス 龍樹 孔子 老子 荘子 クリシュナムルティ マルクス・ガブリエル マックス・シュティルナー ウィリアム・ジェイムズ シオラン ベルクソン ライプニッツ 九鬼周造 カント シェリング 波多野精一 メルロ・ポンティ ニーチェ ヘーゲル マルクス サルトル レヴィナス

今年と来年中に読むもの
西田幾多郎 フィヒテ バタイユ アウグスティヌス トマス・アクィナス パウル・ティリッヒ カール・バルト ガザーリー 清沢満之 曽我量深 金子大栄 安田理深

再来年中に読むもの
イタリア現代思想 アドルノ ヤスパース

飲んだ?

女「飲んだ?」
男『飲んだよ』
女「舌の下とかに隠したりしてない?」
男『してないよ、ほら』
女「ほんとね、ちゃんと飲んでるわね」
男『人生で一番重要な時間に嘘はつかないさ』
女「だってあなた嘘つきでしょ」
男『僕は嘘つきじゃない。言葉が嘘をつくんだ』
女「詭弁にもなってないわよ、大丈夫?もう効いてきた?」
男『まだどうにもならないよ』
女「よかった。どうせなら同じタイミングで」
男『あのさ』
女「何?」
男『僕のどこが好きだったの?』
女「知性で、抱擁してくれるところ」
男『それ以外は?』
女「うーん、顔と、芯があるところと」
男『もういいや』
女「そうね」
男『うん』
女「嫌いなところは、部屋を片付けないところと、髭をそらないところ。あとデリカシーがないところ、無意識に、人を傷つける言葉を吐くところ」
男『うん、ごめんな』
女「いいわよ」
男『そろそろ5分ぐらいたったかな』
女「ねえ、しりとりしようよ、りんご」
男『しないよ』
女「りんご」
男『ごりら』
女「らーめん」
男『うん』
女「うん」
男『うん』
女「どうだった?今まで」
男『好きだったよ』
女「どれぐらい?」
男『今、一緒にいれるぐらい』
女「私も、それぐらい」
男『ねえ』
女「なに?」
男『天国って、あるのかな』
女「きっと、ないよ」
男『どうして?』
女「ある人にはあるんじゃない?」
男『そうだね』
女「なんでこんなことになったのかしら」
男『誰のせいでもないよ。強いて言えば僕ら二人のせいだよ』
女「そうね」
男『うん』
女「私、あなたと出会えてよかったな」
男『僕もそう思うよ。この生が何度繰り返されても構わないよ』
女「つらすとら?」
男『ツァラトゥストラ』
女「なんでも知ってるのね」
男『僕は何も知らないよ』
女「今、この瞬間がね」
男『うん』
女「生まれてきて一番幸せ」
男『よかった』
女「冷たいわね」
男『僕の幸せだったときは、いつだろうなあ、やっぱり今だろうなあ』
女「今だけ」
男『今だけだよ』
女「眠くない?」
男『眠いよ』
女「寒くない?」
男『寒いよ』
女「こっち来て」
男『うん』
女「じゃあ、おやすみ」
男『待ってよ』
女「女々しいわね」
男『ほんとは飲んでないんだ、ほら』
女「え、どこに隠してたの、早く飲んで!」
男『飲まないよ、死ぬのは君だけだ』
女「一緒に死のうって言ったじゃない」
男『僕はまだ死にたくない。でも君のことは本当に愛していたよ』
女「どうしてこんなことしたの?考えられない」
男『君の死体をバラバラにして、煮込むんだよ、そろそろ効く頃かな』
女「あのね、見てこれ」
男『え!君も手に隠し持ってたのか』
女「私たちほんとお似合いね」
男『そうだと思うよ』
女「ずっと一緒にいようね…」
男『それがいい』
女「恋ってなんなのかしら」
男『お互いを騙しあうことさ』

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