七夕
実体というのはアリストテレスが創造した概念で、現実に存在する個体を意味する。実体の特徴は独立性、統一性、永続性が挙げられる。
この実体概念は2つの方向に行き着く。独立して、統一性があって、永続するものを突き詰めて考えていくと、最小の実体(原子のようなもの)か最大の実体(世界そのもの)の2つに帰着する。
しかし、最小の物体を考えるとパラドックスが発生する。最小ということは部分がない、ということだ。部分がない延長というのは形容矛盾だ。延長しているものは全て半分に分けることができる。ということはユークリッド幾何学における「点」のようなものによって延長を考えなければならない。しかしこの「点」は部分を持たない、つまり0なので延長を構成することができない。0+0+0+0……
そこでライプニッツは物理的世界と精神的世界を区別し、物理的世界では0だが、精神的世界ではなんらかの実体を持つというモナドという概念を作った。モナドと延長は光と虹のような関係らしい。世界は無限数のモナドから構成されている。よくわからん。
後者の最大の実体の方向へ進んだのがスピノザの「神」だ。世界=神=実体=1。
2人の哲学者は実体をどう考えるかという点で鏡のようなものだったと言える。
今日は勉強をして本を読んだ。スピノザの往復書簡集を読んでる。こういう本質的な議論を友達としたいなあと思うけど絶対無理だ。レベルが高すぎる。
この実体概念は2つの方向に行き着く。独立して、統一性があって、永続するものを突き詰めて考えていくと、最小の実体(原子のようなもの)か最大の実体(世界そのもの)の2つに帰着する。
しかし、最小の物体を考えるとパラドックスが発生する。最小ということは部分がない、ということだ。部分がない延長というのは形容矛盾だ。延長しているものは全て半分に分けることができる。ということはユークリッド幾何学における「点」のようなものによって延長を考えなければならない。しかしこの「点」は部分を持たない、つまり0なので延長を構成することができない。0+0+0+0……
そこでライプニッツは物理的世界と精神的世界を区別し、物理的世界では0だが、精神的世界ではなんらかの実体を持つというモナドという概念を作った。モナドと延長は光と虹のような関係らしい。世界は無限数のモナドから構成されている。よくわからん。
後者の最大の実体の方向へ進んだのがスピノザの「神」だ。世界=神=実体=1。
2人の哲学者は実体をどう考えるかという点で鏡のようなものだったと言える。
今日は勉強をして本を読んだ。スピノザの往復書簡集を読んでる。こういう本質的な議論を友達としたいなあと思うけど絶対無理だ。レベルが高すぎる。
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