3,4年ぐらい付き合いのあるネット友達と1時間ぐらい話した。この人は僕と考え方がほとんど同じで、僕が考えてることは向こうも考えてるし、その逆も成立する。要は気が合う。主にお互いの恋愛の話をした。同年代はガキばっかりだから年上と付き合えって言われたけれど、年上の人はネット恋愛なんかしないしなあ。引きずってる女の子の話をしたら笑い飛ばしてくれたので元気が出た。
「スピノザの世界」を再読した。
僕たちは物事の原因を知ることができないけれど、もしすべての原因を知ることができれば、物事の必然的な運動を認識できる。ラプラスの悪魔だ。人間の精神も同じ。他人も自分も無意識な衝動に動かされているにすぎないから、自由意志はない。その事実を十全に認識すれば人を憎むことがなくなる。らしい。僕は今殺したいぐらい憎い人間がいるんだけれど、そいつの行動が不可避的な衝動だったって認識すればまあ憎しみが軽くなるかもしれない。人を憎んでもいいことがない。
スピノザは伝記的な事実も好き。ユダヤ教を破門されたってのも危なっかしくて魅力的だし「神学政治論」を出版したら国に捕まりそうになったっていうのも好き。こんな好きになった哲学者は今までにいない。普段は割と明るい人で、頭を休めているときはその辺のクモ2匹に殺し合いをさせて笑いながら観察してたらしい。
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